第73回ICB講演会:「これまでのキャリアを振り返って:『見えざる手』と『つかみ取る手』」
次回ICB講演会には、我が国政府の 「チーフエコノミスト」 として長年活躍された 斎藤 潤 (さいとう じゅん)氏にお越しいただきます。
海外経験豊富で、わかりやすい景気判断、経済分析で定評のある斎藤先生から、ご自身がグローバルなエコノミストとして活躍されるようになった足跡を辿りつつ、我が国経済や世界経済の現状についての解説にも触れたお話頂く予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。
<講演会の概要>
【日時】2018年6月22日(金)19:30~21:15(通常より開始時刻が30分繰り下がっております。)
【場所】東京都千代田区神田錦町3-21
千代田プラットフォームスクウェア(http://yamori.jp/access)
【参加費】ICB会員1000円、非会員2000円。※学生は無料
講師ご自身から以下のお言葉を頂いています。
「働き始めたばかりのとき、私は将来に対するある希望を持っていました。他の多くの同僚と同じように、経済白書の執筆をしてみたいという希望です。しかし、希望はなかなか叶えられず、何年もそれ以外のいろいろな経験をさせられました。もう希望が叶えられることはないのかな、と思うようになっていたそんなとき、・・・。ずっと「見えざる手」が動いていたようです。
もちろん全て成り行きに任せる、運命に身を委ねるというわけにはいきません。自分の目の前に現れる一瞬のチャンスをつかみ取ることができなくてなりません。「つかみ取る手」が必要なのです。私の場合、それは・・・。
以上のようなことを、その時々の日本経済や世界経済の動きと絡ませながらお話をしてみようと思います。」
ご自分のキャリアを考えつつどうしたらチャンスを掴めるか悩んでいる方、グローバルに活躍したいがどうしたら良いか迷っている方、あるいは日本経済についてもう少し知りたい、外国人に対して日本経済をどう説明したら良いか困っている方、等々にとって大変貴重な機会になると思います。
奮ってご参加ください。
講師略歴
1978年、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了後、経済企画庁に入庁。
英国オックスフォード大学大学院留学の後、国際通貨基金(IMF)エコノミスト、日本経済研究センター主任研究員、内閣府参事官(企画・経済対策担当)、大臣官房審議官(経済財政運営担当)、計量分析室長等を歴任。
2007年から2012年にかけて政策統括官(経済財政分析担当)として月例経済報告、経済財政白書等の取りまとめなど、景気判断・経済分析に従事。
2012年より日本経済研究センター研究顧問、東京大学公共政策大学院非常勤講師、慶應義塾大学大学院商学研究科特任教授等を兼務。
2016年より国際基督教大学教養学部客員教授に就任。
最近の主な著書・論文
2013年 『超成熟社会発展の経済学』(共編著)、慶應義塾大学出版会。
2014年 『2035年の経済社会とイノベーション』(共編著)、同上。
2016年 『超高齢・人口減少社会のイノベーション』(共編著)、同上。
2017年 “Japan’s Economy and Policy in a Global Context: Postwar Experience and Prospects for the 21st Century,” in Michael J. Green and Zack Cooper (eds.), Postwar Japan: Growth, Security, and Uncertainty since 1945, Center for Strategic and International Studies (CSIS), Rowan & Littlefield, 2017
懇親会について
講演会終了後には懇親会を行います。
近場の飲食店にて講師をお招きし、ざっくばらんな会話を楽しめる時間となっておりますので、ぜひご参加下さい。
※費用は飲食費代の実費です。
※講師のご都合によっては、講師抜きでの開催となる場合もございます。
主催
国際人材創出支援センター(ICB)