第76回ICB講演会:「国際公務員というキャリア~人事専門家による見かた~」
9月18日(火)の講演会には 小島晶子氏 をお招きしています。
小島さんは、これまで30年にわたって国際機関における人事政策や戦略、組織開発、人材育成、採用等の分野に携わってこられた人材スペシャリストです。これから国際機関等の舞台で働いてみたいと思っておられる方には必見の講演会になると思います。
小島さんはUNHCR(国連難民高等弁務官)、UN(国連)、ITU(国際電気通信連合)のご勤務経験に加え、雇用キャリアマネジメント、研修担当課長としてOECD(経済協力開発機構)にも勤務されました。さらに人材コンサルタントとしてUNISDR(国連国際防災戦略プログラム)、WIPO (世界知的所有権機関)、DNDi(Drugs for Neglected Diseases Initiative)等でも活躍されています。
さまざまな国際機関や非政府機関において、採用のみならず勤務評価、ジョブデザイン、コンペタンシー管理等の経験が豊富な方です。
現在は、これまでの経験を生かして、国際舞台で働くことを希望する日本人や、既に国際機関職員となっている日本人のキャリア支援に力を注がれています。具体的には、採用のための応募書類の作成支援、面接、採用テスト対策等のサービスを提供する一方で、採用後のキャリアカウンセリング等を行い、セミナー開催やウエブサイトでの情報発信を積極的に行われています。
皆さんのご参加をお待ちしております。
講演会の概要
【日時】2018年9月18日(火)19:00~20:45
【場所】東京都千代田区神田錦町3-21
千代田プラットフォームスクウェア(http://yamori.jp/access)
【参加費】ICB会員1000円、非会員2000円。※学生は無料
講演要旨
国際公務員は、国際社会の公益のためにグローバルな視野を持って中立的な立場で働く国際機関の職員です。国際機関といっても様々な職場があり、様々な職種があります。多くの場合に共通しているのは多様性、可動性、そして変化に富んだ職場であり、刺激的でやり甲斐のある仕事を提供しているということです。
私はいろいろな国際機関の人材開発、管理を30年近く担当し、多様なキャリアを目のあたりにしてきました。激しい競争に勝ち抜いて採用され、専門性を高めながらキャリアを展開していく道は平坦ではありません。国際機関でたくましく生き残り、成功された方々も、初心を貫けず、結局辞めていった方々もいます。
自分で切り開いて行くという点が国際公務員キャリアの魅力であり、チャレンジでもあります。
今回の講演では、私のこれまでの体験から得た、国際機関のキャリアとは何か、というお話をしたいと思います。国際機関の人事を実際に担当した者ならではのユニークな情報を参考にして、国際公務員キャリアについての認識を深めて頂ければ幸いです。
この講演で国際公務員という仕事が挑戦する価値のある魅力的なものだということをお伝えしたいと思います。
講師略歴
学歴:ウエブスター大学(アメリカ)経済、経営修士
ヌーシャテル大学(スイス)フランス文学
ジュネーブ大学(スイス)人材開発
職歴:1982-2010 UNHCR、UNOG(国連欧州本部)、ITU、OECD、各人事部に勤務
2010-2016 UNISDR、WIPO, DNDi、SotelGui、 各人材コンサルタント
2016- School for International Training SIT Geneva Campus, 学習院女子大学、
外務省、ジュネーブ国際機関邦人職員会、京都大学等講師
“キャリア国際機関”www.careerkokusai.com 創始者
懇親会について
講演会終了後には懇親会を行います。
近場の飲食店にて講師をお招きし、ざっくばらんな会話を楽しめる時間となっておりますので、ぜひご参加下さい。
※費用は飲食費代の実費です。
※講師のご都合によっては、講師抜きでの開催となる場合もございます。
主催
国際人材創出支援センター(ICB)