第90回ICB講演会:36歳でベトナムの会社社長になったMBAホルダーとそのバックパッカー人生

12月度講演会には、自動車部品メーカーに勤務されている金澤 東彦フランソワ(かなざわ はるひこ)さんにお越しいただきます。
金澤さんは、日本人の父、フランス人の母のもと、日本で生まれ、11歳で初めてフランス語で教育を受けました。その後、フランスでいくつもの修士号、学士号を取られる一方で、日仏の自動車部品メーカーにおいて、ご専門である生産管理の仕事をされてきました。
3年前のベトナム勤務では、36歳の若さで現法の社長を任せられ、わずか1年半で同社の生産性を大幅に向上されるというすばらしい業績を挙げられています。
プライベートでは、バックパッカーを生きがいとされています。
「ハーフ」というお立場からは、日仏の企業はどのように見えるのでしょうか。
グローバルな活躍をめざす学生・社会人のみなさんの積極的なご参加をお待ちします。
是非奮ってご参加ください。

講演会の概要

〈日時〉 2019年12月3日(火) 19:30~21:30
〈場所〉 東京都千代田区神田錦町3-21
     千代田プラットフォームスクウェア(http://yamori.jp/access)
〈参加費〉ICB会員1,000円、非会員2,000円。※学生は無料

講演概要

「昭和の時代にハーフとして育つ」、「小学生からの海外留学生活」、「若くしてどのようにして外国語を話せるようになったか」、「研究者と外交官を夢見て会社員になった背景」、「外資系から日系企業への転職」、「海外支社で現地社員の心を掴む方法」、「製造業海外拠点での日本式経営の展開」、「30代からの遅咲きバックパッカー経験」。
これが、昭和の時代では珍しかった国際結婚の家族に生まれ、人生の約半分を海外で過ごし、日本に帰ってくるまでの私の半生です。
私は、モスクワ留学中に知り合った日本人の父とフランス人の母の間に生まれました。両親の会話は全てロシア語、という環境で育ちましたが、11歳で初めてフランスに留学するまで.外国語は一切話せませんでした。留学から帰国後、中学は東京のフランス系インターナショナルスクール、高校~大学はフランス。大学院時代に研究に没頭し、研究者としての人生を意識するも、国際協力に憧れ外交官への道も模索し、結局両方とも断念しました.
そのままフランスで会社員として就職し、後に日本へ転勤。31歳でMBA留学し、フランス・アメリカ・ベトナムで駐在員生活。現在は日本で暮らし、まとまった時間があれば世界を放浪し、世界中すべての国を訪問することを目標としています。

講師略歴

金澤 東彦フランソワ
1980年、東京都生まれ。父は日本人、母はフランス人の日本育ち。
主にバックパッカーとして世界116カ国訪問。

学歴
1999年9月 仏ロベスピエール高校生物学部予科入学
2001年7月 同高校卒業
2001年9月 仏国立グランゼコール木材工学大学大学院、仏国立ロレーヌ大学大学院木材科学部同時入学
2004年7月 両大学大学院で修士課程修了(工学修士号、材料科学修士号)
2012年7月 仏INSEADビジネススクールMBA取得
2015年9月 パリ第11大学経済学部(遠隔教育)卒業(応用経済学学士号)

職歴
2004年8月 仏 ヴァレオ ライティングシステム事業部 入社
・生産技術プロジェクトリーダー、欧州・中国・ブラジルでの生産設備立ち上げ
2008年6月 仏 ハッチンソン 伝動事業部 入社
・技術営業マネージャー、アジア・パシフィック担当
2009年10月 同社 東京事務所転勤
2012年10月 曙ブレーキ工業株式会社 入社
2013年5月  同社 フランス支社に転勤
2015年5月  同社 米国ケンタッキー州グラスゴー工場に転勤
2017年1月  同社 ベトナム支社長兼工場長就任
2018年8月 株式会社ミスミ 入社
・金型企業体社長補佐

その他
2011年4月 アレバ・ジャパン 専任通訳
東日本大震災後の福島第一原子力発電所内 廃液浄化装置設置用資料の翻訳および
東京電力本店、福島第一・第二原子力発電所にて廃液浄化装置設置時の通訳を担当。

懇親会について

講演会終了後には懇親会を行います。
近場の飲食店にて講師をお招きし、ざっくばらんな会話を楽しめる時間となっております。
先生と直接議論できる場として皆様にご好評いただいております。
ぜひご参加下さい。
※費用は飲食費代の実費です。
※講師のご都合によっては、講師抜きでの開催となる場合もございます。
※懇親会のみのご参加も歓迎いたします。

主催

国際人材創出支援センター(ICB)

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