第108回ICB講演会:藤崎一郎氏「まだ間に合う:元駐米大使の置き土産」

ICB 講演会:藤崎 一郎 先生

戦後の国際秩序を根底から覆すような出来事が生じており、先行きをどう見たら良いのか分からなくなってきました。次々回ICB講演会には、このような国際情勢をテレビ等で分かり易く的確に解説されている適任の方に講師としてお越し頂くことになりました。
元駐米大使で、現在、日米協会会長、中曽根康弘世界平和研究所理事長等の要職に就かれている藤崎一郎さんです。
藤崎さんには2013年5月のICB講演会(慶應義塾大学国際センターとの共催)で講演して頂きましたが、今般「まだ間に合う:元駐米大使の置き土産」(講談社現代新書)を出版されたので、今日の国際情勢の解説とともに、著書で書かれている若い方々へのアドバイスや国際社会での生き方についてのお考え等についても詳しくご披露頂く予定です。
ご著書の内容については予め自ら目を通されることをお勧めしますが、元外交官の回顧録によくあるパターンと異なり、第1部学生時代、第2部社会人、第3部国際社会での生き方との3部で構成されており、全体を通して本のタイトル通り「まだ間に合う」ので頑張って欲しいとのメッセージが貫かれています。いずれも藤崎さんご自身が長い外交官生活を通して得られたご経験及びその後の教育・研究分野でのご活躍を通して気が付かれた実体験をベースとしたアドバイスが書かれており、ICBの講演会に参加されている方々にとっては身近な問題として興味と関心のあることばかりです。それぞれ極めて有益ですぐにも役立つ内容が散りばめられており、ICB講演会として相応しい大変有意義なお話しになると思われます。
皆さん、このようなお話を藤崎さんから直接伺うことのできる貴重な機会に是非ご参加頂き、元大使が若い方々への「置き土産」として伝えようとしているメッセージに耳を傾けてみて下さい。

<講演会の概要>
(日時) 2022年4月7日(木)19:30~21:00
(配信方法) Zoomによるオンライン配信
※インターネットの接続環境とPC、タブレット、スマートフォン等の端末が必要です。
(参加費)  無料
(申込期限) 2022年4月2日(土)21:00

<講師略歴>
藤崎一郎 (ふじさき いちろう)
1947年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学、米ブラウン大学、スタンフォード大学院にて学ぶ。
1969年、外務省に入り、北米局長、外務審議官、ジュネーブ国際機関日本政府代表部大使などを経て駐米大使を務め退官。日米協会会長。
第二の人生では教育研究関係に進み、上智大学、慶應義塾大学、昭和女子大学特別招聘教授などを経て、現在、中曽根康弘世界平和研究所理事長、北鎌倉女子学園理事長、東京音楽大学特別招聘教授などを務める。
世代、国境を越えて交流し、新しいことにチャレンジするのが好き。
オートバイ、モーターボートの免許を取得。

<著書> 「まだ間に合う:元駐米大使の置き土産」講談社現代新書
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/92263
http://www.amazon.co.jp/dp/4065272939

<主催>
国際人材創出支援センター(ICB)

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