第113回ICB講演会:加藤秀樹氏 「ツルツルな世界とザラザラな世界、 あなたはどちらが好きですか?」

ICB 講演会:加藤 秀樹 先生

次回ICB講演会は、11月17日(木)に一般社団法人「構想日本」代表の加藤秀樹氏にお越し頂きます。

【講演会の概要】
(日時) 2022年11月17日(木)19:30~21:00
(配信方法) Zoomによるオンライン配信 ※インターネットの接続環境とPC、タブレット、スマートフォン等の端末が必要です。
(参加費) 無料
(申込期限) 2022年11月14日(月)21:00

【講演内容】
加藤さんは大蔵省(現財務省)に勤務後、1997年、日本に真に必要な政策を「民」の立場から立案、提言そして実現するため、政策シンクタンク「構想日本」を設立。国、自治体のバランスシート導入、道路公団民営化、事業仕分け、医療制度改革などの提言、実践を通して日本の変革を目指しています。最近、『ツルツル世界とザラザラ世界』という本を書かれ、自由化、効率化重視の世界ではなく、デコボコ、ザラザラした世界の方が平和で多くの人が幸せになれるのではないかという主張を展開されています。

我々ICBはこれまでグローバル化した世界の中での活躍を目指す方々を応援する活動を進めてきました。言わば「ツルツル世界」で活躍できる人材の育成を目指してきました。ところが加藤さんによれば、このような効率性重視の世界は一部の人は力を発揮できても、多くの人にとっては「人間らしく生きられない」「疲れる世界」であり、昔からある、手間暇かけたものや習慣に代表されるような「ザラザラした世界」を見直しても良いのではないかと述べられています。

そこで、今回のICB講演会では加藤さんご自身にお越し頂き、この二つの世界について解説して頂き、それらについて我々としてどう考えたら良いかを教えて頂こうと思います。

また、加藤さんは大蔵省入省後、英国に2年間留学され、さらに4年間の海外勤務も経験されています。そのようなグローバルなご経験がおありなのに何故、我が国に昔からあるザラザラした社会も重要というお考えに到達されたのでしょうか?

さらに、加藤さんご自身の経歴も興味深いものです。国レベルでの政策実現を目指して国家公務員となり、大蔵省で順調な活躍をされていたにもかかわらず、40代半ばでその道を捨て、多大なリスクを背負いながら「構想日本」を独力で立ち上げ、現在に至っています。当時「政策ベンチャー」と呼ばれた構想日本の設立で目指したものは何だったのでしょうか、そして今までの成果としてどんなものがあるのでしょうか?

そして何より、人生の一大路線変更を決断するまでの苦労や悩みは並大抵のものではなかったと想像されますが、加藤さんはそれをどのように乗り越えられたのでしょうか?

今回の講演会は、このようなお話を聞きながら、現在生きている世界に何らかの疑問を感じている方や自分のキャリアパスに悩みを感じている方をはじめ多くの方に自分の考えを見直す貴重な良い機会を提供して頂けるのではないかと思っています。皆さん、是非奮ってご参加ください。

【講師略歴】
1973年、京都大学経済学部卒業後、大蔵省に入省。その後、ケンブリッジ大学留学、エジプト、英国勤務のほか証券局、主税局、国際金融局、財政金融研究所などに勤務。
1997年、非営利独立のシンクタンク「構想日本」を設立、現在に至る。
1997-2008年 慶應義塾大学総合政策学部教授。
2007-2012年 東京財団会長
2009-2012年 内閣府行政刷新会議事務局長
2015年~現在 京都大学特任教授

「構想日本」については下記ウェブサイトを参照。
http://www.kosonippon.org/turuzara_0308/

「ツルツル世界とザラザラ世界 世界二制度のすすめ 」 加藤 秀樹(著)
Amazon書籍販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B08PL2VS1G

【主催】
国際人材創出支援センター(ICB)

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