第89回ICB講演会:「国際機関での 『働き方』 はどんなものか?」
11月度講演会には、世界銀行 駐日代表としてご活躍中の宮崎成人(みやざき まさと)さんにお越し頂きます。
世界銀行東京事務所は、世界銀行と日本との間のパートナーシップ強化のために広報・対外関係や日本人採用支援等に重点において活動しています。このようなオフィスのトップにおられる宮崎さんからは、現在のお仕事の内容、すなわち世界銀行の業務や採用方針について聞きたい方もおられると思います。
しかし、そもそも宮崎さんはどのような経緯や経歴を経て、今のお仕事に就かれたのか、そして国際機関での 「働き方」 とは一体どんなものなのか等についてご興味のある方も多いと思います。今回の講演では主としてこの点についてお話頂く予定です。
特に講師が、世界銀行の職に就くまで若い頃から欧州復興開発銀行(EBRD)、BIS、国際通貨基金(IMF)という三つの国際機関に順次勤務された経歴をお持ちで通算17年以上も国際機関で過ごされた大ベテランと聞けばなおさらではないでしょうか。
ICB講演会に参加される方の中には、職場としての国際機関に興味を持たれている方や途上国支援や開発援助に興味を持たれている方も多いと思われます。そのような方々にとって、このようなご経歴の講師のお話を直接伺えるのは絶好のチャンスではないかと思われます。国際機関での活躍はもちろんグローバルな活躍を目指している方々やご自分のキャリアパスについて迷っておられる方にとって有益なヒントが得られる機会となるのではないでしょうか。皆さん奮ってご参加下さい。
講演会の概要
〈日時〉 2019年11月11日(月) 19:30~21:30
〈場所〉 東京都千代田区神田錦町3-21
千代田プラットフォームスクウェア(http://yamori.jp/access)
〈参加費〉ICB会員1,000円、非会員2,000円。※学生は無料
講演内容
講師はこれまで、IMF、世銀、EBRD、BISの4つの国際機関で勤務した経験をもつ。そこで、各国際機関の使命や沿革について概観した後、IMFと世銀に焦点を当てて、職員がどのような働き方をしているのか紹介したい。国内で働くのとどう違うのだろうか?例えば、フレックスタイムや休暇のような制度、医療保険のような福利厚生、採用や昇進などの人事考課、上司と部下の関係と仕事の決裁、各種派閥の有無、セクハラやパワハラ対策、幹部研修等、講師の個人的経験に基づく独断と偏見で、国際機関で働く際に何を期待すべきか(或いは期待できないか)について論じていきたい。
講師略歴
2017年8月より現職。1984年に大蔵省(当時)に入省以来、国内分野(予算編成、経済分析等)と国際分野(国際通貨制度、債務危機対応等)の双方で経歴を積み重ねる一方、3回の国際機関勤務を経験。1991~1995年、欧州復興開発銀行(EBRD)日本理事室審議役。2000~2003年、金融安定化フォーラム(現在の金融安定理事会)事務局員。2008~2016年、国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局及び戦略・政策・審査局審議役。2016~2017年、財務省副財務官として主に二国間関係を担当。2016年より東京大学客員教授として国際金融の講義を担当。
東京大学法学部卒業(1984年)及びオックスフォード大学国際関係論修士号取得(1988年)。
懇親会について
講演会終了後には懇親会を行います。
近場の飲食店にて講師をお招きし、ざっくばらんな会話を楽しめる時間となっております。
先生と直接議論できる場として皆様にご好評いただいております。
ぜひご参加下さい。
※費用は飲食費代の実費です。
※講師のご都合によっては、講師抜きでの開催となる場合もございます。
※懇親会のみのご参加も歓迎いたします。
主催
国際人材創出支援センター(ICB)