河合理事が新著を発刊いたしました。

ICBの河合美宏理事は、昨年11月に『心を伝える』(金融財政事情研究会刊)と題する大変興味深い著書を出版されました。

河合理事は日本で生まれ、育ち、教育を受け、29歳まで海外と全く縁がなく、英語もうまく話せず、リーダーシップの経験もなかった方です。

そのような方が海外で生活をはじめ、スイスのバーゼルで金融規制を設定する国際機関の立ち上げに参画し、150か国以上、会員数3万人の国際組織を経営し、金融の国際基準確立に従事されてきました。どうしてこんなことができたのでしょうか?

河合さんは、すべての根幹は人であり、人々がつながることから始まると強調されています。

どうやって目標を共有した同志を集めるのか、どうやって信頼関係を作り上げ議論を重ね、多様性の中から調和がとれた価値あるもの(国際基準)を作り出すのか、そして意見が対立した場合はどのように解を見つけ出すのか等々について、実例を挙げつつ自らの豊富な経験と学びを紹介されています。


また、河合さんは「この本はグローバルな活躍を目指している方々に是非読んで欲しい本である」とも述べられています。

「未知の自分」を見つけろ、チャンスは攻めろ、Unity in diversity(多様性から生まれる調和)等、ICBの活動にご興味のある方にとって参考になる有益で実践的な考え方が本の中に数多く散りばめられています。

現在、京都大学経営管理大学院や東京大学公共政策大学院で教壇に立つ傍ら、グローバルリーダー養成のためのWorkshopを主宰しリーダーシップや国際交渉の仕方等を伝授することに精力的に取り組まれている河合さんのお考えに是非耳を傾けてみてください。


ICBの活動は諸事情により1年近く低調のまま推移してしまいましたが、河合理事のご出版の機会をとらえて著者ご自身による講演会を計画したいと思っていますのでご期待ください。

それまでの間、河合理事のご著書を一読されることをお勧めします。


金融財政事情研究会の紹介ページ
https://store.kinzai.jp/public/item/book/B/14369%20/

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