世界での活躍を目指す人に
勇気と力と
豊かな教養を届けます

NPO国際人材創出支援センターは国際的な場で活躍していく人、いきたい人の育成・支援を目指し、意欲ある人たちが集まって学び合う「知の磁場」を提供しています。
特定非営利活動法人国際人材創出支援センター(ICB)

ICBの主な活動

ICB講演会

産・官・学における各分野の有識者、専門家の方々による講演会

有識者・専門家等の視座や知見に触れることにより、自らの視野を広げて思考するヒントを得たり、実務的な国際交渉や対外発信のノウハウやプレゼンス発揮のコツを学んで、自らが目指すグローバル人としての具体的なロールモデルを目標を明確にし、身近に感じされるようにすることを目的にしています。

コラム・インタビュー

向上心がスパークし交易するところ。先人の知識と経験を発信

グローバル化した時代に「そこにある環境や制度」の下で受け身的に「対応」するだけではなく、健全な価値観や歴史観にもとづくぶれない視座をもち、自ら国際的ネットワークの一員となり新しい世界のルールメイキングの意思決定過程に関与していくことを志す方々のための「場」です。

コーチング等

国際交渉・会議・プレゼンに出陣する前に、必要となるノウハウを提供

国際交渉や会議で主張し、あるいはプレゼンテーションなどを行う場合、なんの準備や訓練もなしに徒手空拳で臨みますか?語学ができるだけで交渉がうまくいく保証はなにもありません。
しかしその能力は天賦の才能によるものではなく身につけることができるものです。

設立趣旨

グローバル化した時代に活躍できる人材とはどのような人でしょうか?

私たちは、単に既存の環境や制度の下で対応していく人ではなく、健全な価値観や歴史観を持ってぶれない視座で、自らグローバルなネットワークの一員として意思決定過程に積極的に関与する意欲を持ち、責任を担ってリーダーシップを発揮できるような人材ではないかと思います。また、自らの意見を持ち、それを積極的に発言できるだけでなく、多様化された世界において異なる意見にも耳を傾け、共感を持って物事を進められるような人でもあって欲しいと思います。

このような人材はどのようにしたら育つのでしょうか?

私たちはその質問に対する答えを持っているわけではありません。教育課程から見直すべきだという意見やon the job trainingでないと身につかないという意見もあります。しかし、それほど難しいことではない筈です。現に、そのような活躍が出来る素質や可能性を充分持ちながら、また、そのような意欲も持ちながら、何をどうしたら良いのか分からない、新しいことにチャレンジするのが怖い、そのため最初の一歩がなかなか踏み出せない、と言う方があまりに多いことに私たちは驚いています。

当センターが皆さんのためにできること

グローバルな舞台に上がることに躊躇している方々に対して何をしてあげることが必要なのだろうか? 特に、我々個人レベルで出来ることは何だろうか、との思いが当センターの出発点です。当センターの創設メンバーは、全員それぞれの職場において見様見真似でグローバルな仕事に従事してきており、それなりに成果を上げてきました。この過程では、必ずしも成功談ばかりでなく苦労談や失敗談も数多くあるわけですが、これらの経験を正直に伝え、グローバルな活躍に対して尻込みしている方々の背中を押してあげたいというのが私たちの素直な気持ちです。

世の中を見渡せば、いろいろな職場でグローバルな活躍を続けてきた方や現在活躍中の方が大勢おられます。私たちは自らのネットワークを駆使して、豊富なグローバル経験をお持ちの方、グローバルなプロフェッショナルとして現在活躍中の方、あるいは活躍を目指してまだ発展途上の方など、多様な方々をお招きして、それぞれからご自身の経験談をお話し頂き参加者に刺激を与えていくことを活動の柱としてきました。

我々は設立以来このような月例の講演会を継続してきており、テーマは講師のグローバルな経験談に限らず、グローバルな政策課題の解説やグローバル人材として必要な教養講座的なものを含めた多様なものとなっています。

なお、2020年6月以降、ICB講演会はオンラインでの開催となっていますが、対面での講演会開催の際は、講演会終了後、希望者が講師を囲む懇親会を開催することにより、異業種異世代交流のネットワーク作りにも貢献してきました。

これらの活動を通して、一人でも多くの方がその視線・関心をグローバルなものに広げ、広い舞台での活躍を目指す気持ちになって頂ければ私たちとしては望外の幸せです。

 

理事長挨拶

国際人材創出支援センター 理事長 松平 恒和
国際人材創出支援センター
理事長
松平 恒和

10周年、100回目の講演会を迎えて

NPO法人国際人材創出支援センター(ICB)は、東日本大震災直後の2011年4月11日に第1回講演会を開催して以来、ほぼ月1回のペースで講演会を開いてまいりました。爾来、回を重ねて去る5月13日に、東京海上ホールディングス会長の永野毅様を講師にお迎えして第100回目の講演会を無事開催することができました。ちょうど10周年に当たります。

専従スタッフもいないすべてボランティアで手作りのNPOがなんとかここまで活動を続けてこられたのはセンターの趣旨にご賛同いただき快く講演をお引き受けいただいた延べ100名の講師の先生方のお力添え、そして熱心にご参加いただいた会員・非会員の受講者の皆様のお蔭であり、ここに改めて心から御礼申しあげます。

加えて、会の企画、運営に携わってくれたICBチームの仲間たちにも感謝したいと思います。

ICBもご多分に漏れず新型コロナウィルス蔓延の影響を被り、昨年6月の第92回講演会(パネルディスカッション)以降はリモート形式となっております。講師の先生方や受講の皆様がFace to faceで交わることが叶わなくなった一方で、参加者数が対面式講演会を大きく上回り、地方や海外からもICBの活動に参加していただけるようになったのは収穫ではありました。コロナ禍の収束はいまだ見通せませんが、今後も対面・リモートそれぞれの利点を活かしてまいりたいと思います。

コロナがあろうとなかろうと世界の動きはますます複雑かつ目まぐるしくなっています。そうした流れに後れを取ることなく、次世代を担う皆さんがグローバル社会の一員として、あるいはリーダーとして大いに活躍していただけるよう、ICBは応援活動を続けてまいります。

第100回講演会で永野会長が、会社も個人もそして社会全体で “Sense of purpose”を持つことが何より大事と述べられましたが、ICBのpurposeはホームページの冒頭にあるとおり「世界で活躍する人に勇気と力と豊かな教養を届ける」ことです。

Encouragement, Empowerment, Enrichmentをキーワードに、これからも微力ながら皆様のお役に立ちたいと考えますので、どうぞICBに倍旧のご指導、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

2021年5月

ICB理事長 松平恒和

国際人材創出支援センター(ICB)創設10周年を祝って

東京海上ホールディングス株式会社 取締役会長 永野 毅 様
東京海上ホールディングス
取締役会長
永野 毅 様

 

国際人材創出支援センター(ICB)創設10周年を祝って

国際人材創出支援センター(ICB)の創設10周年を心からお祝いします。

ポストコロナの時代を迎え、より良い社会創りに向けて企業、学校、個人、そして社会全体もそれぞれの”Purpose”を設定して行動していくことが求められています。とりわけグローバル化された社会の中で、次世代を担う若い方たちに対して、彼らが積極的に活躍できるよういろいろな「気づき」を与えていくと共に夢と誇りを持って挑戦出来る社会環境を創ってゆくことが一層重要になっています。

そのような中、ICBさんが10年前から地道に、しかし着実に、グローバルな活躍をされてきた方々による講演会を開催され、若い方々を励まし、背中を押し、気づきを与える活動を続けられてきたことに対して深く敬意を表する次第です。

今後とも、このような応援活動を積極的に続けていかれることを大いに期待し、私どもも協力させて頂きたいと存じます。

東京海上ホールディングス株式会社

取締役会長 永野 毅

 

役員一覧

理事長
松平 恒和
1969年学習院大学卒業。
同年、国際電信電話株式会社入社。ジュネーブ事務所駐在、企画室長、取締役国際部長、KDD総研代表取締役社長、KDDI常務取締役国際本部長等を歴任。この間、1984年から2000年まで国際電気通信連合(ITU)で研究委員会副議長・議長を長く務める。同社退社後、C2C Pte.Ltd(シンガポール)最高経営責任者(2002-03)。早稲田大学客員教授(2004-11)。
神田外語グループBritish Hills元館長、(社)日本英語交流連盟理事、(社)日英協会理事、放送大学非常勤講師、日本デンマーク協会評議員。東京都出身。
副理事長
柏木 茂雄
1973年慶應義塾大学卒業、1977年プリンストン大学修士(MPA)。
1973年大蔵省(現財務省)入省。国際通貨基金(IMF)及びアジア開発銀行に合計12年間出向を経験。この間、1994-96年にはアジア開発銀行において、2004-07年にはIMFで、それぞれ日本代表理事を務める。
2007年財務省を退官後、慶應義塾大学大学院商学研究科教授に就任、2016-18年同大学特別招聘教授。
現在、監査問題に関するグローバルな会議体である公益監視委員会(PIOB)のメンバーほか、いくつかの民間企業で社外役員等を務める。
理事
安部 由紀子
2010年 早稲田大学アジア太平洋研究科(修士課程)修了。
読売新聞、国連(UNDP)・広報、東京2020オリンピック・パラリンピック大会等で経験を持つ国際広報スペシャリスト。実務に加え、2017年からは米国や日本の高等教育機関で教育研究活動をしている。現在は、北九州市立大学で准教授、慶応義塾大学で非常勤講師を務める。
日本出版学会理事、日本 CLIL教育学会運営委員。The Japan Alumni Community of U.S. Exchange Programs (JAC-US)運営委員。大分市出身。
理事
河合 美宏
1983年東京大学卒業、1991年INSEAD修士(MBA)、2000年City University 博士。
1983年東京海上火災保険株式会社入社。OECD保険委員会担当エコノミスト、ポーランド保険監督庁長官顧問、IAIS(International Association of Insurance Supervisors)事務局次長を経て2003年から2017年までIAIS事務局長。金融安定委員会(FSB)委員を務める。
2019年OECD保険・私的年金委員会議長に日本人として初めて就任。
金融庁参与。東京大学公共政策大学院、京都大学経営管理大学院特命教授。
理事・事務局長
松下 泰
1973年早稲田大学卒業、1978年INSEAD修士(MBA)
東京海上火災保険(株)(現東京海上日動火災)(1973-2009):経営企画部、パリ駐在員、OECD保険委員会担当エコノミスト(出向)、ホノルル首席駐在員等を歴任。
(公財)損害保険事業総合研究所(2010-21):日本保険学会事務局長、「損害保険研究」編集室長を務める。
全国通訳案内士(英語、東京都登録)
理事
横手 仁美
1985年 上智大学外国語学部卒。1992年 慶應義塾大学経営管理研究科卒(MBA)。
在シドニー日本国総領事館、ソニー株式会社、日本トイザらス執行役員、国連WFP協会事務局長、ベンチャー企業、国際基督教大学勤務を歴任。
2009年 米国 The East- West Center フェロー。2023年7月よりセカンドハーベスト・ジャパンCEOに就任。
森六ホールディングス社外取締役、学校法人アジア学院評議員。
監事
津川 清一
1973年中央大学卒業。
1973年、国際電信電話株式会社(KDD)入社。国際部国際機関課長、KDDIジュネーブ事務所長、技術開発本部標準化推進室担当部長等を歴任。この間、2004年から2022年まで国際電気通信連合(ITU)・電気通信標準化部門の第3研究委員会で副議長・議長を務める。
運営委員会
常任幹事

石川 隆英
柏木 友秀
河合 朋奈
中野 貴元
山口 里子
ICBでは実際に活動を行う主体として運営委員会のメンバーを募集しています。運営委員会のメンバーは具体的なプロジェクトを発案した上で一緒に活動する仲間を募り、ICBの枠組みの中で自由に活動していただきます。
アイデアと行動力のある方を募集しています。
 

ICBメールマガジンを 購読しませんか

セミナー情報のほか、 さまざまな役立つ情報をご提供します。
ICBのfacebook
facebook