ICBコラムVol.8:草の根の人材育成(監事:津川清一)

こんにちは。ICB事務局です。
ICBは2020年度に国際会議入門講座を、2021年度に国際人材育成講座を開催し、少人数の有志の皆様に向けたより実践的なカリキュラムを展開いたしました。この催しは今年度も新たな形で実施したいと考えたいと思っています。
ICBコラムVol8
今回は両講座のFacilitatorを務めた津川によるコラムです。

草の根の人材育成

ICB監事 津川清一

「最南端は最先端」 これは、鹿児島県与論町教育委員会の中山教育長の名刺に書かれた言葉だ。これが、通信ツールの進歩で現実のものになった。

私は、琉球舞踊を通じて東京与論会の方々とお付き合いがある。東京与論会は、昨年創立100周年を迎えた。これを記念して、色々プロジェクトを立ち上げようということになった。そこで、長年参加してきた国際会議の経験を島の子供たちに伝える提案をした。これが直ちに教育委員会から賛同を得て実現し、中学生、高校生達に、Zoomで半年間国際会議のお作法を教えた。これを可能にしたのが、通信ツールの発展だ。川崎の私の家と与論島の生徒さんの家がつながり、バーチャルな教室ができた。ここには東京の中学生にも参加してもらった。Zoomさえあれば、世界中どこでも一つの教室になる。

今年は、与論に加えて徳之島の高校生も参加することになった。私の夢は、奄美群島全ての島が入った教室づくりだ。これを可能にするのが、通信の発展だ。これからどのような未来が待っているのだろうか。

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