ICBコラムVol.1:We will meet again (理事長:松平恒和)

こんにちは。ICB事務局です。

昨日いよいよ1都1府5県に対して非常事態宣言が発令されました。19時からの安倍首相の会見をご覧になられた方も多いのではないでしょうか。

昨日の会見で首相と共に記者質問に答えていた諮問委員会委員長の尾身茂先生もICBでご講演を頂いたお一人で、2016年10月28日の第58回講演会に「国際社会での格闘を通じて〜国内外での経験を生かしたリーダー論〜」と題してご講演を頂きました。当時の講演概要は下記をご参照下さい。

https://icbjapan.org/list2016-archive/https://icbjapan.org/list2016.html

ICBはこれからもグローバル社会に通暁した魅力ある講師による講演会を、今後継続していくことをスタッフ一同確認しております。

各種イベントの自粛要請が出ている現下、ICBも定例講演会を中止しておりますが、皆様への情報発信は続けていきたいという思いから、不定期にICBスタッフによるコラムをお送りする事といたしました。
是非ともご覧ください。

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We will meet again

COVID-19ウィルスによって世界の大都市や観光地がゴーストタウンと化し、Overshootとかsocial distancing、self-isolation、lockdownなどという耳慣れない単語がメディアで日常化しました。

感染者と亡くなる方の数が急増する中、各国ともその対応に必死です。

ロックダウンが実施されている英国では4月5日の日曜日、93歳になられるエリザベス女王がテレビを通じて直接英国や英連邦各国の国民に異例のメッセージを発表されました。

女王は最前線でこのウィルスと戦っている医療関係者をはじめ自宅待機を余儀なくされている国民にも感謝を伝え、我々は必ずこの困難を克服すると全国民を勇気づけました。

スピーチの終わりに女王は “We will be with our friends again. We will be with our families again.”と述べ、“We will meet again”と結ばれました。BBCニュースでもこの女王スピーチの見出しは “We will meet again”とされています。

このフレーズは特に年配の英国人にとってはキュンとくる言葉なのです。

第2次大戦中、戦場に赴く兵士を送る内容で大ヒットした歌のタイトルが “We’ll meet again”。素晴らしい曲で私も大好きです。

歌ったのは国民的な歌手Vera Lynnで、慰問先で彼女がこの曲を歌うと兵隊達も歌いだし、最後は感動的な大合唱になる。その模様はネットの動画サイトでも見られますが彼女はなんと今年103歳となり健在です。

女王が恐らくこの曲を念頭にスピーチを結ばれたのを知り、私も胸がキュンとなりました。

ICB理事長
松平恒和

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